患者さんの手術体験談

顎変形症の手術を受けた患者さんの手術体験談をご紹介します。

明るく前向きに生きていく手段でした:Aさん(女性)手術当時45歳

長年の悩みだった顎変形症の手術をしました。

受け口であることを自覚した3歳ごろから、わたしは人とは違う噛み合わせ、下の歯が前に出てしまう不恰好な口元だということをいつも意識し、心の闇と感じて45年間付き合ってきました。死ぬまでにこの口元を治したい…これが夢でした。でも、たぶん叶わぬ事だと半分諦めてもいました。ある日、「顎変形症が手術で治せる」というタウン誌の記事を目にした時の感激は今でも忘れられません。

手術の前夜、明日始まろうとする歴史的な一歩に期待がいっぱいでワクワクしていました。顎変形症の手術についての情報はホームページで見てそこそこ知っていました。痛い・辛い・怖い・不安といった言葉も並んでいましたが、わたしにとってはその一つひとつが楽しみでした。痛くても怖くても、それを乗り越えれば夢に見た正常な噛み合わせになれる…だから怖くない。それよりも、注射一本の痛さをも味わってその後の自分の力にするんだ、と意気込んでいました。

おかげさまで青木先生、村田先生、山口先生に支えられて無事に手術をすることができました。
夢に見た噛み合わせがいま、わたしの口の中にあります。術後の腫れあがった顔も、鼻の中に通っているチューブも、腕に刺さっている点滴も、噛み合わせが治るまでのプロセスです。前向きに楽しくとらえることができたのも先生方をはじめ看護師さん、歯科衛生士さんのやさしい心づかいのおかげと思っています。

手術から1カ月がたちました。

ゴム固定による筋肉の戻りを抑えながら、開口練習を始めました。顔の腫れは少し残っていますが、先生がおっしゃったように日に日に引いてきました。

まだ顎に力が入らず、柔らかいものを中心に食べています。正常な噛み合わせで硬いものも食べられるようになれたら、と思うとまた楽しみが増えそうです。

顎変形症の手術は一般的に知られていないようです。人からは美容整形なの? と間違われたり、(顎変形症)は厚生労働省が認めている病気です、と説明しても理解してもらえないこともありました。でもこれは自分自身の問題です。誰に何と思われようと自分が納得できたらそれでよいと思います。明るく前向きに生きていくための一つの手段として選択した自分自身を幸せだと思っています。

ご縁があって南部病院にお世話になり、信頼できる先生方とお会いすることができました。入院中も幾度となく声をかけていただきました。先生方にとってはわたしは一人の患者に過ぎないはずなのに、親身になって話を聞いていただき、とても心強い思いでした。

青木先生、村田先生、山口先生のお力でわたしのこれからの生き方をさらに明るいものとしていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました。

同じ悩みをもっているひとたちのお役に立てば:Bさん(女性)手術当時30歳代

顎変形症の手術を終えて、何か自分にできることはないかと考えたとき、これから同じような手術を受ける方、または悩んでいる方の不安を、先生方や看護師さんとは違った視点で少しでも和らげ、励ますことができたらと思い、ペンをとりました。私の体験が何かの参考になったら幸いです。

私は上下の噛み合わせが悪く、出っ歯だったので前歯で噛み切ることができませんでした。診察を受けるまで顎変形症の手術を知りませんでしたし、同じような症状で多くの人が悩んでいることも知りませんでした。

慣れない病院生活が始まり、とまどいを感じながら手術への不安は大きくなる一方でした。入院してからも何度も手術の説明を受けました。

手術前夜はカーテンを閉めたベッドの上で独り、恐怖心からか涙が出そうになり、なかなか寝つけなかったので看護師さんに睡眠剤をいただきました。

目をつむり、先生に言われたことを思い出しました。先生は私が理解し納得できるまで何度も説明してくださり、些細な質問にも答えてくださいました。自然と手術に対する不安が和らいでいき、術後の楽しみを考えているうちに眠りについていました。

翌朝、鏡を手にとり、自分の顔を見ました。

聞かされていたとおり、顔はパンパンに腫れていましたが、何よりも自分の歯がきれいに噛みあっていることに感動しました。口は1センチほどしか開きませんでしたが、それはすぐに分かりました。
術後しばらくは身体が重く、口まわりの感覚が弱くて自由に動かないので普通に生活できるまでに戻れるのかと不安になりました。でも、一日ごとに腫れが引き、ながく身体に付いていた点滴の管が取れていくと気分も晴れていきました。それから毎日、暇さえあれば鏡をのぞき「早くこの歯で食事がしたい」と思うようになり、入院前では考えられないくらい期待と幸福感でいっぱいになりました。もちろん術後は、はり治療やリハビリなどの努力も必要だったので今後の楽しみを考えながら治療に専念しました。

苦しい時やつらい時もありましたが、いま思えばほんの一瞬に感じます。先生や看護師さんがいつも声をかけてくださり、励ましてくれたおかげでがんばることができたんだと思います。また、家族の応援がとても心強く、支えになりました。

いまでは野菜・肉類・めん類など何でも噛み切ることができ、よく味わいながら食事を楽しんでいます。ただ「噛む」ということに、これほど喜びを感じるとは思いませんでした。

「手術をしなくても生きていける」症状ではありましたが、術前の歯では不便でつらいことが多く、コンプレックスもつねに抱えていたので、手術を受けて本当によかったと思っています。私の場合は噛み合わせ以外にも肩こりや偏頭痛も解消されました。もっと早く手術をしていればよかった、と思うほどです。

私は毎日、幸せです。そして、この貴重な体験を一生忘れません。

青木先生、看護師さん、歯科衛生士さん、本当にありがとうございました。手術を受ける方、がんばってください。必ずよくなると思います。きっと人生も変わります。私はこの先、この自分の歯をより大切にしていきたいと思います。

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