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腰痛・脊椎領域の治療


脊椎領域対象疾患

頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症、脊椎 脊髄腫瘍、腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、
腰部変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、化膿性脊椎炎、脊椎圧迫骨折、骨粗鬆症、脊柱変形

除圧術

腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどで坐骨神経痛、間欠性跛行(しばらく歩くと腰や足に痛みやしびれを生じ、少し休むとまた歩けるようになる症状)を生じている症例は、その大半が腰椎部での神経(馬尾神経、神経根)の圧迫が原因です。後方より肥厚し突出した骨や靭帯などを切除し、さらに必要に応じて椎間板ヘルニアを取り除くことで神経周囲の除圧(圧迫を取り除く)を行う手術法(椎弓形成術、椎弓切除術)が適応となります。圧迫されている部位の数にもよりますが、手術はおおよそ1-2時間で終了します。
当院整形外科では、脊椎後方の背筋をほとんど骨から剥がさず、神経の圧迫の原因となっている部位のみを選択的に除圧し、後方支持組織(靭帯や筋肉など)や骨を極力温存する、低侵襲な方法を用いて手術を行っております。脊椎手術の中で最も多く行われている手術法です。著明な腰痛がなく、不安定な動きがない場合や、高齢の方が適応となります。

脊椎固定術

著明な腰痛を伴う脊柱管狭窄症や、腰椎変性すべり症を代表とする脊椎不安定性を認める症例などが適応となります。このような病態では、除圧術単独では術後にさらに不安定性をきたす事が現在までの報告で知られているため、固定術を追加する必要があります。特に活動度の高い症例が適応となります。
下肢の疼痛、しびれや間欠性跛行などの症状に対し、脊柱管の除圧を行った上で固定術を追加することにより、安定した脊椎を獲得することが可能となります。固定は、スクリュー、ロッドからなるインストルメント(金属製の内固定具)を用いて、正常に近い脊椎の形へと整復固定を行います。さらに人工骨、自家骨を移植し固定性を高めます。また術後はコルセットを用いて外固定を行い確実な骨癒合の獲得に努めています。
当院では、低侵襲脊椎安定術(MISt: Minimally Invasive Spine Stabilization、ミスト)の手技を活用した低侵襲椎体間固定術(MIS-TLIF)や側方進入椎体間固定術(LLIF)+経皮的椎弓根スクリュー固定を行っています。レントゲン透視を用いながら、経皮的にスクリュー刺入等インストルメント設置を行うことで、極力背筋の温存に努めた術式となっています。患者様にとって、より低侵襲な手技により、出血量の減少、術後腰痛の軽減、早期回復が可能となっています。

画像説明文

脊椎変形症手術

変性が進行した結果、脊椎そのものの配列が崩れたり形状が変形することで、脊柱が変形(後弯症、側弯症)し、腰背部痛や姿勢バランス異常により歩行困難となることがあります。日常生活に支障が出る場合は、変形矯正手術を行います。

変形した脊椎を中心に骨盤までスクリューを刺入し、矯正したうえで固定をします。必要に応じて前方固定術(XLIF)や骨切り術を併用し、非常に高度な矯正固定術を行う場合もあります。最新の脊髄モニタリング(手術中に神経の機能をリアルタイムで確認する装置)により安全面に配慮しながら、可能な限り低侵襲な手法を駆使して行う手術が、当院における脊椎手術の特徴です。