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外来化学療法のご案内


外来化学療法とは

 がんの治療法は、大きく分けて3種類あります。「手術」「放射線治療」「抗がん剤による化学療法」です。これまで化学療法による治療は入院で行われることが一般的でしたが、近年では安全で有効性の高い抗がん剤の開発や副作用を和らげる薬が進歩したことにより、外来で治療を受けることができるようになりました。このように外来で化学療法が受けられることで、患者さんはQOL(生活の質)や自分のライフスタイルを保ちながらがん治療を行うことができます。

外来化学療法室の概要

 当院の化学療法室は2022年1月に改築・増床し、16床にて運用しています。現在ベッド3台、リクライニングシート13台を用意、それぞれにテレビを設置しているため、治療中も快適にお過ごしいただけます。室内は、車椅子でも余裕をもって移動可能なゆとりのあるスペースを確保しております。
 スタッフは、各科診療担当医師、看護師6名を中心に、薬剤師(がん化学療法認定薬剤師含む)、ソーシャルワーカー、管理栄養士など、多職種からなるチームで連携を図って診療にあたっています。
 化学療法の専門的知識をもったスタッフが安全で確実に治療を施行するとともに、治療による副作用の症状や対策などを患者さんの生活背景に合わせて、その人らしく(仕事と治療の両立支援)過ごすことができるように支援しています。各診療科の主治医や薬剤師と連携し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

車椅子でも余裕をもって移動可能

リクライニングシート、それぞれにテレビ設置

ベッド3台、リクライニングシート13台を用意

外来で化学療法を受けられるのは

外来治療ができる条件として、

1)比較的副作用が軽い薬(の組み合わせ)であること 
2)患者さんの全身状態が良く、問題なく通院できること
3)主治医の許可があること


などの用件が必要となります。
詳しくは主治医の先生とご相談ください。

主な対象疾患

悪性腫瘍 乳がん、大腸がん、すい臓がん、胃がん、胆道がん、造血器悪性疾患、肺がん、腎臓泌尿器科系腫瘍、婦人科系腫瘍、脳腫瘍、頭頸部癌,皮膚腫瘍、食道がん、原発不明癌 など
非悪性腫瘍 クローン病、潰瘍性大腸炎 など

外来化学療法がある日の診察~治療開始までの流れ

来院 → 血液検査 → 医師診察 → 点滴治療(化学療法開始) → 帰宅

※治療内容によっては採血のない日もございますので、診察時に次回の予約をご確認ください。

患者さん・ご家族のみなさまへ

 昨今の医療情勢を踏まえ、感染対策として手狭だった外来化学療法室を拡充することにしました。スペースも十分取り、患者さんには安心して化学療法を受けていただけるようになりました。
 化学療法のスタッフは専任であり、専門性の高い看護師、薬剤師その他のメディカルスタッフが勤務しています。医師の診察では聞くのを忘れてしまったこと、医師には聞きにくいこと、副作用の相談、不安や希望などを伝えてくだされば、主治医とともに連携し確実に対応します。日常生活を過ごしながら安心して治療を受けられるよう配慮しますのでよろしくお願いします。