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血液内科


最新の知見に基づいたきめ細かい血液疾患診療

血液内科は、常勤医師4名、非常勤医師2名の体制で、急性白血病(AML・ALL)・慢性白血病(CML・CLL)・骨髄異形成症候群(MDS)・多発性骨髄腫・悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫)・再生不良性貧血・骨髄増殖性腫瘍(真性多血症・本態性血小板血症・骨髄線維症)・免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)・発作性夜間血色素尿症・血友病など、血液疾患の患者さんを専門的に診療しています。
血液の病気は不治の病のイメージが強いのですが、適切な治療を受けることにより、病気を克服され、社会復帰される方も増えてきました。これからも最新の知見に基づいてそれぞれの患者さんに合わせたきめ細やかな診療を心がけていきます。

ガイドラインに沿った高水準の診療

当科では、日本血液学会や日本臨床腫瘍学会・海外のガイドラインに沿った診療を基本に、有効性と安全性のバランスをとった高いレベルの診療を行っております。

白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍など造血器腫瘍に関しては、
日本血液学会編 造血器腫瘍診療ガイドライン2024に沿った診療を実施しております。
この診療ガイドラインには、主任部長の藤田が企画委員として携わっており、2024年版までは急性前骨髄球性白血病の領域委員長を務め、次期2027年度版では、血液疾患治療中の合併症対策など支持療法領域の執筆責任者を務める予定となっております。

再生不良性貧血、自己免疫溶血性貧血に関しては、「特発性造血障害疾患の診療参照ガイド(令和4年度改訂版)」に沿った診療を実施しております。

全国約230施設が参加しているJALSG(日本成人白血病治療研究グループ)に参加しており、最新の知見より、当科を受診される患者さんの治癒率の向上や生活の質の改善に役立てております。
また、横浜市立大学関連病院として、グループ内で作成した「横浜市立大学悪性リンパ腫ガイドライン」、「横浜市立大学多発性骨髄腫の診断と治療指針」のそれぞれ最新版を参照し、自家末梢血幹細胞移植も含めた質の高い標準的治療を行っています。

当院では、同種移植、CAR-T療法は施行しておりません。それらの治療が適切と思われる場合は、患者さんとご相談の上、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学市民総合医療センターや神奈川県立がんセンターを含め、ご希望に沿う形でご紹介させて頂いております。

11床分の無菌室を完備

血液内科で入院が必要な方は、主として8階西病棟に入っていただきます。感染症にかかりやすい患者さんには、無菌治療室(写真はここをクリック)をご利用いただきます。
無菌治療室は、クラス100の個室が3部屋、クラス1000の4人床が男女別に2部屋の合計11床です。無菌治療室は、空気中に飛散した微生物ができるだけ除去されるように設計されています。
各部屋にトイレ・洗面所(滅菌水供給)・冷蔵庫・LAN端末が完備されており、個室2室にはシャワーも備わっています。
白血病や骨髄異形成症候群などの患者さんや、移植治療施行中の患者さんでは、感染にかかりやすい状態になります。そのような患者さんたちに、より安全に、より安心して、治療に臨んでいただきたいと思います。

無菌室(個室)

無菌室(4人部屋)

血液内科初診外来完全予約制中止のお知らせ(2025年7月より)

血液内科はながらく初診外来を完全予約制としておりましたが、紹介患者さんが少しずつ増えてきたこと、また常勤医が4名に増えたことから、紹介状をお持ちの受診に関しては平日の初診受付時間帯は、人数に制限なく受け付けることとしました。
従来の初診外来予約制度も残しております。予約のある方は比較的待ち時間なく、受診していただけるかと思いますのでご利用ください。
また平日初診時間外にお急ぎで受診が必要な場合などは、患者さんは地域医療連携室へ、医療機関の方は直接当科医師にご相談ください。

初診外来予約についてはこちら

外来医師担当表