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あごが外れてしまったら…


1.あごが外れるとは

様々な原因により、あごが外れて口が閉じなくなることを顎関節脱臼と言います。

顎関節脱臼とは

下顎頭と呼ばれるあごの関節は、口を大きく開くと関節結節を超えて前方に動きます。口を閉じるときはこの逆の動きになりますが、前方に移動した下顎頭が関節結節に引っかかって動かなくなり、通常収まるべき下顎窩と呼ばれるくぼみに戻らなくなってしまった状態を顎関節脱臼と言います。
一度脱臼を起こすと再発しやすく、何度も脱臼してしまう場合は特に習慣性顎関節脱臼と呼びます。

顎関節脱臼の原因

口の開けすぎ、骨の形態や変形、パーキンソン病、靱帯や筋の損傷、加齢や寝たきりによる筋力低下など、さまざまな原因で脱臼が起こります。

正常時(下顎頭が下顎窩に収まっている)

脱臼時(下顎頭が下顎窩に戻らない)

2.習慣性顎関節脱臼の治療法

①手術をしない場合

・オトガイ帽
・弾性包帯
・顎間固定
・開口制限
・関節腔内組織硬化剤注射法
・関節腔内自己血注入法

②手術をする場合

当院では、関節結節切除術を行っています。

関節結節という骨の隆起した部分を切除することによりつっかかりがなくなり、下顎頭の動きがスムーズになって、簡単に元に戻る様になります。

3.関節結節切除術

手術は全身麻酔下で行います。手術時間は片側でおおよそ30分、両側で1時間程度です。

①耳の手前を2cm程度切開
口腔内ではなく、皮膚側からアプローチします。

②関節結節という骨を切除
関節結節と呼ばれる突起状の骨を切除します。

③手術後
下顎の動きがスムーズになります。

切開した皮膚を縫合し、同様に反対側も切開・骨の切除・縫合したら手術は終了です。傷はさほど大きいものではなく、かつ患者さんによっては髪の毛で隠れてしまうためそこまで目立ちません。

4.入院について

入院期間

基本的には2泊3日程度

費用

1割負担の方で約7万円程度、3割負担の方で約20万円程度

入院時のスケジュール例

1日目 AM:入院→手術や麻酔に関する説明など
2日目 PM:手術(全身麻酔/手術時間は1時間程度)
3日目 AM:退院

5.退院後

退院後、10日程度を目安に外来にお越しいただき抜糸をします。術後の再診は抜糸を含めて1~2回程度です。

傷口にはしばらくの間テープを貼付し、定期的に貼り替えをしていただきます。長く貼れば貼るほど(理想は3ヶ月程度)傷口はきれいに治ります。また、ご自宅で嚥下のリハビリ訓練も行っていただきます。